フィリピンの治安を真面目に考える

ベタなテーマですが、「フィリピンの治安」を再考する為にも書こうと思います。多少内容に偏ったところがあると存じますが、お付き合いください(笑)

そもそも「治安」とは?

留学を調べる上でよく見かける「治安」というワード。辞書によると、

【治安】
国家社会の秩序や安全がよく保たれていること(引用:大辞林)

易しく言い換えれば、ある特定の社会で日常生活のルールやモラルがしっかりと守られていることです。犯罪がない、善悪の基準がしっかりと取れている、と置き換える事ができます。極端な例を言えば、独裁国家でも統制が取れていれば治安は良いと言えます。(ここまで考える必要はありませんが、念のため)

定義を理解をしたので、次はフィリピンの治安についてググってみました。そこで分かったのは、あえて記事をかく必要は無いということ。ネットには多くの情報があり、そのほとんどが現地に長く滞在する者としても納得のいくものでした。

そうです、わざわざこのテーマについて記事を書く必要が無いんです。フィリピンの治安が知りたい人はグーグル先生にきいてください。それではまた来週!

…と言いたいところですが、もう少しお付き合いください(笑)

「治安」と「安全」の違い

調べを進めるにつれ、あることに気づきました。それは「一部の記事では、治安と安全(または安全保障)を混同している」ことです。なんのこっちゃと思われる方もいらっしゃると思うので、「安全」というワードについても説明をさせていただきます。辞書によると、

【安全】
危害または損傷損害を受けるおそれのないこと。危険がなく安心なさま(引用:大辞林)

要するに、(外部から)危険が及ばないことです。工事の例で言えば、危険な場所へ近づけない為のカラーコーンや危険なことが起きた場合に身を守る為のヘルメットがそれを示します。

ある記事では「世界平和度指数」を指標にして治安の格付けをしています。これは少しズレていると思います。「安全が保たれている」=「治安が良い」という図式は、必ずしも成り立ちません。

ちなみに、英語で「安全」は「safety」「security」(※安全保障の場合、「national security」と訳されることが多い)のような言葉で表されます。一方、「治安」は「public safety」「public order」等と、特定のコミュニティを指して訳される場合が多いです。どちらも大切なことに代わりはありませんが、深く知るにはそれぞれを切り分けて考える必要があります。

こだわって欲しいこと

留学で一番大切なのは「何も起きないこと」だと考えています。トラブルに遭遇しないこと、危険が及ばないことが留学をする上での何よりの大前提です。他の点を犠牲にしてでも、この点には拘って欲しいと思います。

繰り返しますが、安全である為にも留学地の治安の良さは最重要ポイントです。留学検討中の方は、フィリピンに対するイメージや日本で報道されるニュースだけではなく、できる限り留学経験者の声や留学カウンセラーの情報も取り入れて、自身が身を置く環境として相応しいか判断して欲しいと思います。「安全ですよ、治安良いですよ」とセールストークをされた場合、深く質問しても良いと思います。

フィリピン留学の安全性

フィリピンという国全体の平均で考えたらわかりませんが、フィリピン留学というカテゴリで考えれば、危険な目に遇う確率は他国での留学と同程度、もしかしたらそれ以下かもしれません。トラブルに逢う確率は、単に治安だけでなく、安全な行動が取れているかにも大きく起因します。フィリピン留学では、校則により留学生としての行動規範や外出制限を設ける学校がほとんどの為、そもそもトラブルに逢う可能性が小さくなっています。

※蛇足ですが、明るい時間帯に人の目のある場所を歩いていて、襲われるような国ではないのでご安心ください。夜の歓楽街にいく前提で話をすれば別です。いくら注意をしても、辺鄙なところを出歩けばトラブルに遭う可能性はゼロではありません。

おわりに…

2016年に就任した新大統領政権の影響もあり、日本では連夜フィリピンの国内情勢について取り沙汰されています。確かに、詐欺・スリ・強盗などが頻発する地域もありますが、それは本当にごく一部の地域で起こっていることです。フィリピン留学では、自由に外出をさせないスタイルが強く根付いているので、普通に過ごしていれば危険な目に遭う確率は非常に小さいです。(そもそもですが、フィリピンの治安が語られるときは、フィリピンの治安が悪い地域と先進国の治安が良い地域が比較されます。フィリピンで犯罪が頻発する地域とその比較国で危険と言われている地域の比較する必要があると思います…)

他にも伝えたいことは沢山ありますが、記事が終わらないのでここで終わりにします。最後まで読んで頂きありがとうございました!